[5日 ロイター] - 米国株式市場は反発し、主要株価3指数は軒並み約1%高となった。マイクロソフトやアップルがなどの大手ハイテク株が上昇し、グロース株の回復を主導した。市場では今週末に発表される米雇用統計に注目が集まっている。
アップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、アルファベットは前日の下げから約1%かそれ以上反発した。
前日に自社のサービスや傘下の写真共有アプリ「インスタグラム」、対話アプリ「ワッツアップ」で6時間近くにわたりシステム障害が発生し、株価が下落していたフェイスブックは2.1%上昇した。
S&Pの主要11セクターでは9セクターが上昇。金融、通信サービス、情報技術が上げを主導した。
S&P総合500種は4営業日連続で騰落率が1%を超えた。同指数のボラティリティーがこれほど高まったのは2020年11月以来で、その際は1%超の騰落率が7営業日続いた。
ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)は「市場は下落局面で買いが入る展開となっているが、下落幅は10%ではなく、2%や4%だ」と語った。
ハイテク株などのグロース株は前日、連邦債務上限が引き上げられず、米国がデフォルト(債務不履行)に陥る可能性が懸念される中、米国債利回りの上昇を受けて下落していた。
上院民主党トップのシューマー院内総務は5日、連邦債務上限の適用を2022年末まで停止する法案に関する手続き上の採決を6日に実施すると発表した。
投資家は米連邦準備理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和の縮小)を巡る手掛かりを探ろうと8日発表の9月雇用統計に注目している。
最近の指標では消費支出の増加や製造業活動の活発化、インフレ加速が示されており、FRBが予想よりも早期に政策引き締めを開始する可能性が懸念されている。
米供給管理協会(ISM)が5日に発表した9月の非製造業総合指数(NMI)は61.9と、前月の61.7からやや上昇した。
飲料・食品大手ペプシコは0.6%高。通期売上高見通しを引き上げたことが好感された。
米取引所の合算出来高は103億株。直近20営業日の平均は109億株。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.45対1の比率で上回った。ナスダックでは1.43対1で値上がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34314.67 +311.75 +0.92 34035.25 34490.95 34035.25
前営業日終値 34002.92
ナスダック総合 14433.83 +178.35 +1.25 14312.86 14508.65 14299.78
前営業日終値 14255.49
S&P総合500種 4345.72 +45.26 +1.05 4309.87 4369.23 4309.87
前営業日終値 4300.46
ダウ輸送株20種 14461.74 +251.74 +1.77
ダウ公共株15種 884.12 -1.58 -0.18
フィラデルフィア半導体 3227.25 +47.20 +1.48
VIX指数 21.30 -1.66 -7.23
S&P一般消費財 1430.49 +7.32 +0.51
S&P素材 507.00 +4.71 +0.94
S&P工業 843.21 +9.17 +1.10
S&P主要消費財 717.30 +3.44 +0.48
S&P金融 641.04 +11.18 +1.78
S&P不動産 278.83 -2.42 -0.86
S&Pエネルギー 418.00 +2.40 +0.58
S&Pヘルスケア 1471.37 +8.48 +0.58
S&P通信サービス 271.30 +4.25 +1.59
S&P情報技術 2636.51 +37.89 +1.46
S&P公益事業 328.33 -0.62 -0.19
NYSE出来高 9.20億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 28215 + 475 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 28175 + 435 大阪比
米国株式市場=反発、ハイテク大手が高い 雇用統計に注目 - ロイター (Reuters Japan)
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