■監修 安井 昇氏(桜設計集団 代表)コメント
木造の準耐火建築物では、せっこうボード等の防火被覆の連続性を確保することで、木造躯体が燃焼することや、隣室や隣家に延焼することを抑制しています。
実建物では、コンセントやスイッチ、照明などの設備機器や天井点検口を設けますが、その際には、防火被覆の切欠き部分が弱点とならないような工夫が必要です。日本建築センター発刊の「木造建築物の防・耐火設計マニュアル」には、それらの工夫の一例とせっこうボード切欠き部の防火補強時に確保すべき目標性能が記載されています。
本製品はその性能を確保した天井点検口であり、建物の維持管理と防耐火性能を両立できる製品です。
■製品特徴
1.高い気密性とより高度な防火性能を確保
当製品は、JIS A4706(サッシ)の気密性等級A4相当(当社試験値)の高い気密性能で空気の出入りを阻止できる仕様です。
また、従来のアルミ製の天井点検口は、不燃材料(※2)の定義である「20分は変形・溶融しない」点を当社試験にて確認しています。
当製品においては、同試験にて「45分間融解・脱落せず無開口相当の性能」であることを確認しています。
2.施工の簡略化
防火被覆の連続性を確保するために、天井点検口の上に現場製作のボックス状の防火被覆を設ける等、さまざまな方法で対応されているケースもありますが、施工手間の課題や、点検後にボックス状などの被覆材がしっかりと元の場所に戻されるか不安が残ります。
当製品は、天井点検口単体で無開口相当の性能を確保できるため、現場の施工手間削減と管理上の安心に繋がります。
なお、45分準耐火構造でお使いの場合は、告示(※3)の仕様に則った天井材をご使用ください。
※1:当社試験により45分準耐火相当の性能を発揮しました。
※2:通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後20分間、燃焼せず、防火上有害な変形・溶融・き裂その他損傷を生じず、避難上有害な煙又はガスを発生しないもの。(法第二条第九号、令第108条の2)
※3: 平成12年建設省告示第1358号第3号の三のロ
省施工で高い防火性能を発揮する「防火・高気密型天井点検口」誕生! - PR TIMES
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