今週の長崎県内のレギュラーガソリンの１リットルあたりの小売価格は、先週より０.１円高い１７７円ちょうどで１０週連続の値上がりとなり、今週も全国で最も高くなりました。
国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、２９日時点の長崎県内のレギュラーガソリンの小売価格は、１リットルあたり１７７円ちょうどで、先週よりも０.１円値上がりしました。
これは１０週連続の値上がりで、平成２０年９月以来、１３年ぶりの高値となっています。
また、長崎県は多くの離島を抱えて輸送コストがかかるため、２週続けて全国で最も高い価格となりました。
一方、今週のレギュラーガソリンの小売価格の全国平均は１６８.６円で、３週連続で値下がりしています。
これは、ヨーロッパなどで感染が再拡大したことで、石油の需要が落ち着くという見方が広がったことや、アメリカや日本などが協調して石油備蓄の放出を決めたことで原油の先物価格が下落したことが要因です。
今後の価格見通しについて、石油情報センターは「新たな変異ウイルス、オミクロン株の感染が世界的に広がる中、今後、原油価格の下落によってガソリン価格が値下がりする可能性もある。一方で、今月２日に予定されている産油国の協議で、来月以降の生産量についてどのような判断が出されるか注視している」と話しています。
長崎市内のガソリンスタンドで話を聞いたところ、給油に訪れた大村市の４０代の男性会社員は「福岡や熊本を時折仕事で訪れますが、長崎県のガソリン価格は高いと感じます」と話していました。
また、長崎市の２０代の男性会社員は「長崎は車がないと生活するのが大変です。ガソリンが高いので最近はバスや路面電車などを使う機会が増えました」と話していました。
県内のガソリン価格 全国で最も高い１リットル１７７円 ｜NHK 長崎県のニュース - nhk.or.jp
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