『県内一高いごみ袋』は「ごみ削減」が目的 市民「ほかの方法でごみ減らす工夫も…」 | MBSニュース - 毎日放送

　ごみを捨てる際に欠かせない「ごみ袋」をめぐって、頭を悩ませている自治体があります。

　兵庫県丹波市が指定する燃えるごみ用の袋（大）は１枚８０円。兵庫県内の平均は３０～４０円台で、市によりますと「県内一高いごみ袋」です。市は、値段を意識してもらうことでごみの削減につなげようと、ごみ処理の経費のうち約２０％を袋代に反映させています。市によりますと、いまは別の地域で焼却しているごみが、５年後には市内唯一の焼却施設に集まってくることになっていて、ごみを減らさなければ処理能力を越えてしまうといいます。

　しかし、「ごみ袋を半額にする」と公約に掲げて市長選に当選した丹波市の林時彦市長は…。

　（丹波市　林時彦市長）
　「（丹波市のごみ袋は県内で）突出して高いと思っています。市民に寄りそうというのが私の信条でございますので、それから言うと、よそよりも倍も高いごみ袋を押し付けては、全然（丹波市の）暮らしやすさを言えない」

　去年１２月と今年９月の議会に条例改正案を提出しましたが、安くするとごみが増える可能性があるなどとして、２回とも否決されています。

　県下一高いごみ袋。丹波市民はどう感じているのでしょうか。

　（丹波市民）
　「高いですよね、ほかの市と比べると」
　「毎日ごみは出るので、安いほうがうれしいですね」
　「ほかの市の倍（の料金）となるとびっくりする。もうちょっとごみの量をほかの方法で減らす工夫とかもできると思うので、考えてもらえたらうれしいかなと思います」

　高いままでごみを減らすのか、安くしてもごみが減る方法があるのか。丹波市のこれからに注目が集まっています。

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『県内一高いごみ袋』は「ごみ削減」が目的 市民「ほかの方法でごみ減らす工夫も…」 | MBSニュース - 毎日放送
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