仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を運営するONE COMPATH(東京都港区)は「Shufoo!」を利用する全国の男女6300人を対象に「年末年始に関する意識調査」を実施した。年末年始の最も高い出費を聞いたところ、1位は「おせち料理」(19.0%)だった。
おせち料理は昨年も同様1位だった。イクラ、かずのこ、タコといった海産物、伊達巻などの材料となる卵など、食材の高騰が相次いでいることが影響しているようだ。
2位は「お年玉」(18.1%)、3位は「帰省の交通費」(9.9%)、4位は「初売りセール」(6.4%)、5位は「肉」(5.0%)だった。
「おせち」は作る?購入する?
食材の高騰が目立つ「おせち」について、作る予定や購入予定を聞いた。「作らないし購入もしない」と答えた人は45.3%と昨年比で約3ポイント増加した。「一部を作り、一部を購入する予定」は29.8%、「全て購入する予定」は18.5%と、合わせて48.3%が購入する予定と回答したが、昨年より約3ポイント減少。お正月におせちを食べない人が年々増加している傾向が見られた。
物価高は年末年始の出費に影響する?
昨今の値上げが年末年始の出費に影響するかを尋ねた。「影響がある」と答えた人は57.6%、「やや影響がある」は28.2%と、合わせて85.8%もの人が「影響がある」と回答。
具体的には、「おせちの種類を減らす」(30代女性)、「毛ガニの購入を諦めた」(40代女性)、「今まではたらふくビール派だったが、安くてすぐ酔える酒に変更」(40代女性)、「お年玉の額を減らしたい」(30代男性)、「新幹線の指定席ではなく自由席を検討している」(30代女性)、「ガソリン代もかかるので、夫の実家に帰省するか考える」(30代女性)などの声があった。
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年末年始の出費額は?
年末年始を通した出費額について聞いた。「1万円未満」が34.2%でトップ、次いで「1万〜3万円未満」が28.6%、「3万〜5万円未満」が19.7%という結果になった。2021年の結果と大差はなく、低予算化の傾向が見て取れる。
年末年始の帰省予定は?
年末年始の帰省予定について尋ねた。「自身の実家」に帰省する予定/した人は26.6%、「配偶者・パートナーの実家」に帰省予定/した人は27.3%だった。
年末年始よりも前または後に帰省する「オフピーク帰省」派の人も、自身の実家で前10.5%、後11.7%、配偶者・パートナーの実家で前6.4%、後10.8%程度いた。
年末年始の時期を外して帰省する理由を聞いたところ「混雑しない時期を選んだ」(40代女性)、「年末年始は混むと予想する」(40代男性)と帰省ラッシュの混雑を回避するためや、「交通費など高くなるから」(60代男性)と繁忙期を避けて旅費を抑えようとする声が聞かれた。また感染予防のため「早めに帰省した方が感染リスクを避けられる」(40代女性)という人もいた。
調査は「Shufoo!」を利用する全国の男女を対象に12月5〜8日、インターネットで実施した。有効回答数は6335人。
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年末年始の最も高い出費 3位「帰省の交通費」、2位「お年玉」、1位は? - ITmedia ビジネスオンライン
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