2023年7月16日(日)
東京・新宿 全国一律１５００円へ５００人超デモ
全労連や全労協など労働組合や市民団体が参加する「最低賃金上げろデモ＠新宿」は１５日、東京・ＪＲ新宿駅周辺で、最賃を全国一律１５００円にすることを求めてデモ行進しました。
（写真）「最低賃金今すぐ上げろ」と訴えるサウンドデモ参加者たち＝１５日、東京・新宿駅周辺 |
参加した５００人超（主催者発表）が「物価が高い、賃金上げろ」「マネー・フォー・ライフ（お金を生活に使え）、ノット・フォー・ウォー（戦争に使うな）」と音楽に合わせてコールすると、沿道から手を振ってスマホで写真を撮る人、親指を上げてエールを送る人など大きな注目が寄せられ、こぶしを突き上げて飛び入り参加する若者もいました。
サウンドカーからスピーチした生協労連の女性組合員は、「生協の店舗には最賃ぎりぎりで働くパートがたくさんいる。ダブルワークをしても、当たり前の生活をするのも苦しい」と強調。「私たちの求めているのは岸田首相のいう平均１０００円ではなく、全国一律１５００円だ」と訴えました。
ツイッターでデモを知って参加した３０代の女性は、新宿区内で、家賃６万５０００円の１人暮らし。「働いているスーパーの基本時給は１２００円ですが、生活のため深夜割り増しの１５００円で働いています。先月はシフトに入れず手取り１０万円で大変です。基本時給が１５００円になったらうれしい」と話しました。
デモの前列を歩いた首都圏青年ユニオンの組合員（１９）は、「バイト先のスシローで時給引き上げを求めてストライキをやった後、１２００円から１４００円に上がりました。主婦パートの同僚も『子どもにいろいろ買ってあげられる』と喜んでいます。みんなの力で１５００円を実現したい」と強調しました。
“物価高い、最賃上げろ”/東京・新宿 全国一律１５００円へ５００人超デモ - しんぶん赤旗
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