エンゼルス・大谷翔平投手(29)が正式にフリーエージェントとなり2日(日本時間3日)、MLB公式サイトの選手一覧に名を連ねた。米東部時間6日午後5時(同7日午前7時)までは旧所属のエンゼルスが独占交渉権を持つが、スポーツ専門局「ESPN」(電子版)では「大谷翔平シーズンだ」と争奪戦スタートを報じるなど、オフ最大の注目の的だ。史上最高額となる5億ドル(約751億円)を超える規模となる契約が見込まれる中、MLB担当の安藤宏太が移籍先を占った。
* * *
大谷は“エンゼルス愛”を貫く可能性が高いとみる。
客観的に大谷のメジャー6年間を振り返ったときに、2度の手術などもあったが、前代未聞の二刀流選手の挑戦としては大成功と言えるだろう。20年までは両立に苦しんだが、21年以降は投打でほぼ制限のない二刀流をこなしてきた。賛否両論あったが、投打でメジャートップレベルの成績を残し、誰もが認める存在となった。
「僕自身もファンの人たちがすごい好き」と話したことがあるように、温暖で暮らしやすいアナハイムでの生活もお気に入り。そもそも、17年オフに多くの球団からのラブコールから、自ら選んだのがエンゼルスだ。これまで6年間で積み重ねたチームへの信頼感もある。一度もプレーオフ進出は果たせていないが、トラウト、レンドンを中心に故障さえなければタレントはそろい、若手も成長しつつあり、全く頂点を狙えないチームではない。
だが、メジャーのFAでは代理人の意向も大きく反映される。バレロ氏にとってみれば、大谷でどれだけの大型契約を結べるかが、自らの実績となる。さらに、18年はナ・リーグがDH制ではなかったが、今では両リーグがDH制。6年前よりも選択肢は増え、“大人の事情”も複雑に絡み合っている。(メジャーリーグ担当・安藤 宏太)
大谷翔平は「エンゼルス愛」を貫き残留の可能性高い アナハイムでの生活もお気に入り…担当記者が占う - スポーツ報知
Read More
No comments:
Post a Comment