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Thursday, June 13, 2024

【米CPI】利下げ開始「9月の可能性高い」-市場関係者の見方 - ブルームバーグ

米経済の基調的なインフレ指標は2カ月連続で低下し、利下げのタイミングを見極めたい連邦公開市場委員会(FOMC)にとって朗報となった。5月の消費者物価指数(CPI)統計は4月のコア指数低下と合わせ、インフレの下降局面が再開された可能性を示した。

米CPIコア、2カ月連続でインフレ抑制示す-FOMCに朗報か

  5月米CPIに関する市場関係者の見方は以下の通り。

◎カーソン・グループのソヌ・バーギーズ氏:

5月の米CPIは総合指数とコアの全般で予想より低調で、ディスインフレのプロセスが進行していることを示唆した。米金融当局は年内利下げへの道筋を維持し、初回利下げは9月となる可能性が高い。とりわけ、失業率が4%で、さらに上昇するリスクがあるためだ。

◎チャールズ・シュワブのリチャード・フリン氏:

今回の低下は、金融政策が意図した通りの効果を発揮している証拠であり、米金融当局が目標とする2%に一歩近づくものだ。今後数カ月間でインフレ率が一貫して低下すれば、米金融当局はいよいよ利下げに確信を持てるはずだ。

◎クルーズ&アソシエーツのシニアマネジングディレクター、ダニエル・マルホランド氏:

非常に弱い。FOMCが9月に利下げする可能性は十分ある。

◎BMOキャピタル・マーケッツのイアン・リンジェン氏:

全体的に、これは市場が想定していたよりも低調なインフレの数字だった。さらに、米金融当局が金利予測分布図(ドットプロット)で2024年の50bp利下げを示唆する上での障害を取り除くものだ。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長がハト派的なトーンを示すことは確実となった。

◎ロンバー・オディエ・アセット・マネジメントのマクロ調査担当責任者、フロリアン・イエルポ氏:

ディスインフレが戻ってきた。今回のCPIがきょうのFOMC決定に影響する可能性は低いが、7月の会合において重要な意味を持ち得る。利下げへの期待が株式と債券を押し上げるだろう。

◎ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズのアシュウィン・アランカー氏:

この日の軟調なCPIは、米金融当局がリセッション(景気後退)を確実に回避するため、年内に予防的な利下げに舵を切る姿勢に戻ったことを意味する。もっと明確なディスインフレの証拠が幅と深さの両面で確認されるまで、この日の軟調なCPIは金融政策の緩和方向への転換ではなく、先制的な引き下げを支持するものだ。

◎LPLファイナンシャルのクインシー・クロスビー氏:

米金融当局にとって物価安定に向けたラストワンマイルは短くなりつつある。これは本日のFOMC会合で、ドットプロット(金利予測分布図)の作成や声明文の調整で、金融緩和に関して一段と前向きな姿勢を示すことを後押しするだろう。引き続きデータ次第であり、インフレ鈍化が確実に継続している一段の裏付けが必要だと改めて念を押してもだ。

◎トグルAIのジュゼッペ・セッテ氏:

2024年の利下げの可能性は依然として均衡している。インフレ率は確かに上昇していないが、急速に低下しているわけでもない。雇用市場が堅調で健全であるため、FOMCは歴史的な手法を踏襲し、CPIを大幅に上回る金利を維持することができる。

◎LPLファイナンシャルのチーフエコノミスト、ジェフリー・ローチ氏:

インフレ鈍化はFOMCにとっては明るいニュースだ。良好な内容の統計が今朝発表されたわけだが、FOMCは午後に公表する最新の経済予測で金利をより高く、より長く維持する方針を示す可能性が高い。最新のドットプロットが示唆する年内の利下げ回数は2回にとどまるとみられ、3月時点での3回から変更されそうだ。

原題: Stocks Climb as Bond Traders Reload Fed-Cut Wagers: Markets Wrap(抜粋)

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