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Saturday, July 31, 2021

【クイーンS予想】格上挑戦も洋芝適性高い!サンスポデスクが「フランケル産駒」を狙い撃ち - サンケイスポーツ

 7月24日に英国アスコット競馬場で行われたキングジョージ6世&クイーンエリザベスSは、5頭立てという少頭数ながら、レース前から注目度の高い一戦だった。GIを4連勝していたラブ、サウジC&ドバイシーマクラシックを制した“二刀流”のミシュリフ、そして今年の英ダービー馬アダイヤーの激突。勝ったのは2番人気の3歳馬アダイヤーだった。同一年に英ダービーと“キングジョージ”を制したのは、2001年のガリレオ以来。実に20年ぶりの快挙となった。

 そのガリレオは、7月10日にこの世を去っている。欧州ナンバーワン種牡馬の座を長く守ってきたサイアーだけに、衝撃は大きい。今後、種牡馬界の勢力図も変わっていくだろう。日本において、大種牡馬サンデーサイレンスの死後に同馬の後継馬たちが枝葉を広げたように、ガリレオの系統もまた、広く世界に根付きつつある。

 ガリレオ産駒の中でも、その競走生活のインパクトという点で最右翼に挙げられるのは14戦14戦の完璧な戦績を残したフランケルだ。前述したアダイヤーの父が、このフランケル。これまでにもクラックスマンやウィズアウトパローレといった活躍馬を出していたが、何せ期待が大きすぎた。“もっとすごい産駒が出るのでは?”という予想を裏切ってきたイメージもあっただけに、アダイヤーの登場でそんな声も消えるだろう。アダイヤーには種牡馬となって、サイアーラインを受け継ぐ使命もある。ぜひ、無事にスタッド入りしてほしいと思う。

 もっとも、日本の競馬ファンにとっては、初年度からソウルスターリング、モズアスコットというGI馬を送り出し、昨年もグレナディアガーズが朝日杯フューチュリティSを勝つなど、フランケル産駒は成功しているイメージが強いはず。その印象を、本命(10)サトノセシルがさらに強固なものにするとみた。

 まだ2勝クラスを勝ったばかりでの格上挑戦。常識的には手を出しづらいところだ。しかし、前走は先手を取ってマイペースに持ち込んだとはいえ、1馬身半差の快勝。1分47秒0という勝ちタイムは文句なしの優秀さで、函館の芝コースに対する適性は、相当に高いとみていい。

 堀宣行厩舎と大野拓弥騎手のタッグはあまり多くないが、2017年以降、20戦して【5・3・4・8】の好成績。複勝率は60%に及ぶ。中でも、このサトノセシルに関してはデビューから4戦続けて手綱を委ねて4戦オール連対。2戦前にコンビ復活してからも5、1着と大敗がなく、騎手起用に厳しい堀調教師が信頼を置いていることがうかがえる。2走前の5着は、デビュー以来初のマイル戦で流れに乗れなかったことが全て。前走の快勝が本来の姿と判断できる。控えても競馬ができる点は、小回りコースでの大きな強みだ。

 「セシル」はフランスの女性によく見られる名前。サトノセシルの馬名の由来も「人名」となっているのだが、登録されているつづりは「Cecil」。これは、フランケルを管理したサー・ヘンリー・セシル調教師の名前と同じであり、偉大なトレーナーから命名されたのではないだろうか。ましてやサトノセシルはセシル師が活躍した英国の生まれでもある。ここはひとつ、アダイヤーの快挙に続いて日本でもフランケル産駒がひと暴れするとみて、単複で狙ってみたい。

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