2022年06月14日23時47分
アジアの戦いから世界基準に切り替えることが6月の4連戦のテーマだった。王国ブラジルとの一戦で選手個々が感じた課題を、W杯出場国のチュニジアにどうぶつけるかが問われた。重要性を痛感したはずの準備や反応の部分で後手に回った。
開始からボールを保持したが、前線に効果的なパスが入る場面は少ない。相手は中盤で攻守の要となる遠藤航に自由なプレーを許さず、DF陣のミスに乗じて得点。日本は1点を追う後半途中から基本とする4―3―3の布陣から4―2―3―1にシステム変更。三笘ら攻撃的な選手を次々と投入したが、打開できなかった。
サイド攻撃に頼りがちな側面が見えた。「チームとしてボールを持ったときのバリエーションが少ない」とは三笘。自慢のドリブルで何度も左サイドを切り裂いたが、中央を固められた。チームとして攻撃の約束事をはっきりさせておく必要がある。W杯本番では先制されてから反発力を発揮できるかもカギになるが、課題となった。
20年前のこの日、日本は同じ大阪で行われたW杯日韓大会のチュニジア戦に勝ち、初の1次リーグ突破を果たした。以来、目標となった8強入りを誓うカタールでの戦いを見据え「きょう以上の強い相手と当たる。しっかり対処したい」と森保監督。不思議な縁のあった再戦で、不安を残した。
本番見据え課題痛感 日本、高い基準示せず―キリン杯サッカー - 時事通信ニュース
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