東京都国分寺市で、10万人以上の有権者がいる全国約330の市区町村を対象に、投票率1位を目指すプロジェクトを進めている若者らの独自集計を参考にして、本紙が都道府県選管などの資料(政令市は行政区単位)や取材を基に調査した。
2位は同武蔵野市(62・13%)、3位は国分寺市(61・90%)。10位までを都内の6区市が占め、首都圏以外では愛知県豊田市(61・74%)が4位、山形市(60・16%)が8位だった。
文京区の投票率の高さについて、
区税務課によると、文京区は2020年度までの5年間で4回、都内23区の比較で収納率がトップになっている。
投票行動に詳しい同志社大の飯田健教授は、東京都の投票率に関し「改選数が6と全国最多で、有権者が応援する候補が当選する可能性が比較的高く、政治への参加意欲が高まる制度的な背景がある」と解説。文京区については「選挙の仕組みや国会議員の役割などの知識が比較的豊富な住民が多く、目を向けやすい素地が整っている可能性がある」と指摘した。
先の参院選の投票率の全国平均は52・05%。過去2番目に低かった前回の48・80%を上回ったが、過去4番目の低さだった。都道府県単位では1位が山形県の61・87%、2位は長野県の57・70%。
関連キーワード
おすすめ情報
文京区が高投票率の謎…納税率が高いから?選挙の知識が豊富だから? 10万人以上で全国トップ - 東京新聞
Read More
No comments:
Post a Comment