巨人や米大リーグ・メッツなどで日米通算93勝を挙げた高橋尚成氏(47)が、8月2日から約3週間の日程で、巨人の臨時投手コーチを務めている。「巨人で人間としても野球人としても成長させてもらった。少しでも力になれれば」と引き受けた。「楽しく、分かりやすく、シンプルに」を心がけながら、ファームの若手投手を中心に、自らの経験を惜しみなく伝えている。(宮崎薫)
13年ぶりに古巣に復帰し、コーチとして初仕事となった2日。変化球の握りなど次々と助言を求めてきた若手左投手の中でも、特に気にかけたのは4年目の高橋優貴だった。高橋は昨季チームトップの11勝を挙げたものの、今季はファーム暮らしが長くまだ1勝(5敗、18日現在)と苦戦している。
「ストライクゾーンに投げることができてない、と見ていた」といい、技術以上にむしろ、精神面での助言に力を入れる。「去年あれだけ良かったんでね。そこに持っていけるようなメンタルの状況を作ってあげたい」。そして高橋に限らず、「結果ばかりを求めても時にはおかしくなったりする。自分のするべきことが何なのかというのを明確にしておかないといけない。まずはしっかりいいコンディションで、いいメンタルでマウンドに上がるということがすごく重要じゃないかなと思う」と強調する。
「僕よりポテンシャル高い」若手に日米通算93勝の左腕が経験を伝授、王国復活へ…高橋尚成臨時投手コーチ - 読売新聞オンライン
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