24日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発して始まり、前日に比べ30円ほど高い2万8400円台後半で推移している。前日まで下落が目立っていたことで自律反発狙いの買いが先行しているが、上値は重く下げに転じる場面もある。
日経平均は前日までの4営業日で700円超下げていた。前週に年初来高値(2万9332円)に接近したことで利益確定売りなどが出やすい状況が続いていたが、23日には東証プライムの騰落レシオ(25日移動平均)が買われすぎの目安とされる120%を約2週間ぶりに下回った。高値警戒感が薄らいで、いったん株を買い直す動きが先行した。
しかし上値は重く、日経平均は下落に転じる場面もある。米連邦準備理事会(FRB)が大幅な利上げを継続するとの警戒は根強く、米市場では長期金利が23日に一時3.07%とおよそ1カ月ぶりの高水準を付けた。23日のダウ工業株30種平均は150ドル超下げて終え、東京市場でも投資家心理の重荷になっている。26日にはパウエルFRB議長の講演も控えており、投資家は積極的に買いを入れにくい。
東証株価指数(TOPIX)は小動きの展開となっている。
原油先物相場の上昇でINPEXや出光興産が高い。オリンパスや日野自が買われている。半面、任天堂やリクルートは下落している。川崎汽や日立建機も売られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
東証寄り付き 小幅高 INPEXや出光興産が高い - 日本経済新聞
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