
【NQNニューヨーク=松本清一郎】14日の米ダウ工業株30種平均は続伸して始まり、午前9時45分時点は前日比118ドル55セント高の3万0157ドル27セントで推移している。前日の取引で日中安値から急上昇し、投資家心理が改善した流れが続いた。朝方に発表した米金融最大手JPモルガン・チェースの決算が市場予想を上回り、企業業績への警戒感が和らいだのも買いを後押ししている。
取引開始前に金融大手が相次ぎ決算を発表し、JPモルガンは売上高、1株利益とも市場予想を上回った。貸出金利の上昇が追い風となった。同社株は5%超上昇する場面があった。他の金融決算の内容はまちまちだったが、景気減速で業績懸念が事前に広がっていたこともあり、決算発表を通過して総じて買われている。
市場予想を上回る決算を発表した医療保険のユナイテッドヘルス・グループも買われ、ダウ平均を押し上げている。
前日に一時4.08%と14年ぶりの水準に上昇した米長期金利が3.9%前後に低下しているのも株の買い安心感につながっている。もっとも、米連邦準備理事会(FRB)による大幅な利上げ観測は続いており、相場は伸び悩む場面もある。
ハイテク株が多いナスダック総合株価指数はもみ合いで始まった。
米国株、ダウ続伸で始まる 金融株が高い - 日本経済新聞
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