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Saturday, December 10, 2022

【医療新世紀】改変T細胞で固形がん治療 高い攻撃力の持続課題治験多数、有効性示唆も(1/2ページ) - ZAKZAK

TCRT細胞療法の開発に取り組むタカラバイオのスタッフ(同社提供)

患者の血液から取り出した免疫細胞の一種「T細胞」に遺伝子を導入して改変し、がん攻撃能力を高めて体に戻す治療法を固形がんにも応用する試みが進んでいる。

一部の血液がんでは高い効果を発揮しているが、固形がんに対しては攻撃を持続させるのが難しいとされてきた。壁を突破すべく独自の技術を生かした臨床試験(治験)が世界中で進み、有効性を示唆するデータも出始めた。

CART細胞療法の開発、製造をする信州大の設備=長野県松本市(中沢洋三信州大教授提供)

この治療法では、人工的に作った遺伝子をT細胞に入れて、がん細胞の表面に現れている抗原を見つけて攻撃する働きを強化する。日本では「CART(カーティー)細胞療法」と呼ばれる手法を使った5製品が、一部の血液がんを対象に承認されている。

米ペンシルベニア大のチームは今年2月、CART細胞療法を施した難治性の慢性リンパ性白血病の患者2人で10年間、症状が安定したと発表した。研究者らが次に狙うのは、患者数が多い固形がんだ。しかし、いくつかの課題がある。

一つは、標的となる抗原の現れ方に細胞ごとに差があり、全てのがん細胞を満遍なく攻撃するのが難しい点。正常な細胞にも多く存在する抗原を標的にすると誤って攻撃してしまうため、標的の選び方にも注意が必要だ。また、固形がんは免疫の働きを抑える傾向にあり、投与したT細胞が弱体化しやすく、長持ちしにくい。

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