デジタルマーケティングなどを手掛けるトライベック(東京都港区)の調査機関「トライベック・ブランド戦略研究所」は、国内252社の企業情報サイトについて、1万3800人を対象にユーザー調査を実施した。その結果、総合評価1位は4年連続でサントリーだった。次いで、2位はヤマハ、3位は資生堂、4位は富士フイルムホールディングス、5位は花王となった。
企業情報サイトにおける「会社案内」「ニュースリリース・プレスリリース」「技術情報/品質・安全・安心への取組み」「サステナビリティ・CSR・環境への取組み」「IR情報」「理念・ビジョン」の6コンテンツに対するユーザー評価を集計し、総合評価の平均点を「CCサイト指数」として算出。非上場企業は「IR情報」を除く5コンテンツ平均により算出した。
2022年はランキング上位に食品・水産、化学・繊維業界の企業が多くランクインしていた。
トライベックは「サステナビリティやSDGsへの関心が高まる中、自社が持続可能な社会に向けて『価値』ある存在であることを適切に伝える必要性はますます高まっている。ステークホルダーとの重要なコミュニケーション手段のひとつである企業情報サイトではこうした『企業のパーパス』を積極的に伝えていく必要があるものと考えられる」とコメントした。
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サントリーは6項目中3項目で1位を獲得
サントリーは「技術情報/品質・安全・安心への取組み」「サステナビリティ・CSR・環境への取組み」「理念・ビジョン」で1位を、「ニュースリリース・プレスリリース」で2位を獲得。
トライベックは、サントリーの企業サイトについて「『水と生きる』を理念とするサントリーは、サステナビリティ領域では『水の持続可能性』に資することを最重要課題に挙げている。サイトでは同社の重要な経営資源かつ地球の貴重な共有資源である『水』について、現状の課題や同社の取り組み、目指すべき将来像が紹介されており、同社ならではの社会的価値を効果的に伝えている」と評価。閲覧後の意識の変化では、半数近くが「企業の興味・関心が高まった」と回答していた。
調査は10〜11月、インターネットを通じたアンケートで実施した。有効回答数は1万3800人。
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