【欧州・海外サッカーニュース＆移籍情報】フランクフルト（ブンデスリーガ）に所属する日本代表鎌田大地のミラン（セリエA）移籍は実現するのだろうか…。
カタール・ワールドカップ（W杯）で4試合に先発して森保ジャパンに貢献した日本代表MF鎌田大地に、ミランなど5クラブが関心を寄せていると、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が5日、伝えている。
昨シーズンは、所属先のフランクフルトでヨーロッパリーグ（EL）のタイトルを獲得して評価を大きく高めた鎌田。今シーズン終了後にクラブとの契約満了を迎える日本代表MFの動向は、カタールW杯開幕前から注目を集めていたが、森保ジャパンの快進撃を経て関心はさらに高まったようだ。
イタリア紙は、「鎌田（獲得）のチャンス…5クラブから求められている」との見出しで報道。まずはW杯優勝経験のあるドイツやスペインを撃破した日本代表の躍進に触れた。「彼のW杯は今日、クロアチアとのPKに敗れて終わったが、鎌田大地は満足して良いだろう」と指摘。「彼の代表チームは、ヨーロッパの強豪を倒し、4度目のベスト16進出を決めた。信じられない業績であり、日本代表史上最高の偉業と言えるかもしれない」と述べた。
その上で「カタールW杯というショーウィンドーのおかげで、メルカートにおける彼の魅力は増した」と報道。2023年6月末でフランクフルトと契約切れになることから「現在、ドイツやヨーロッパにおいて、最も需要の高い選手の1人」であると強調した。中でもミランやドルトムントが強い関心を示しているほか、新たにセビージャやベンフィカ、さらにはプレミアリーグのクラブからもオファーが舞い込んだことを報じた。
続いてイタリア紙は、鎌田がすでにフランクフルトからの契約延長のオファーを何度か断っているとし、「彼の退団は当然予見される」と伝えた。さらに「W杯を終えた後では、数週間前よりも有利な契約を勝ち取ることができる」との見解も示した。
最後に鎌田の獲得に乗り出すミランの状況も分析。「ミランは新たなトップ下の選手を求めており、カタールのヒーローである日本人MFの獲得も目指しているが、争奪戦は激しく、ディアーヴォロ（悪魔の意味でミランの愛称）が有利な立ち位置を得るのは簡単ではない」と指摘した。
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