[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P総合500種とダウ工業株30種が4日ぶりに反発した。ナスダック総合も2%超急伸した。ネットフリックスやアルファベットへの買いが優勢となった。
ネットフリックスは8.46%高。22年第4・四半期決算は新規契約者数が市場予想を上回った。リード・ヘイスティングス共同創業者が最高経営責任者(CEO)を退くという発表も材料視された。
グーグルの親会社アルファベットも5.34%高。アルファベットは20日、全従業員の6%に当たる約1万2000人を削減すると明らかにした。
S&P主要11セクターでは通信サービスの上昇が目立ち、3.69%高。1日の上昇率としては昨年11月30日以来の高さ。
ケース・キャピタル・アドバイザーズのマネジングパートナー、ケン・ポルカリ氏は「おそらく過去3日間の下げで幾分売られ過ぎとなっており、安値拾いの買いが入った」と述べた。
週足ではダウが2.7%、S&Pが0.66%それぞれ値下がりする一方、ナスダックは0.55%上昇した。
市場では今月31日━2月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.25%ポイント利上げが実施されるという見方が大勢。
米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は20日、金利がインフレを抑制するために「十分に制約的な」水準に「かなり近づいている」可能性あがるという認識を示したほか、次回FOMCでの0.25%ポイント利上げに支持を表明した。
しかし、米経済が減速の兆しを示し、景気後退の可能性が台頭する中、企業収益を巡る懸念は根強い。
リフィニティブのデータによると、S&P総合500採用企業の2022年第4・四半期利益に関するアナリスト予想は2.9%減と、従来見通しの1.6%減から悪化している。
ゴールドマン・サックス・グループは2.54%下落した。FRBがゴールドマン傘下のコンシューマー・バンキング部門「マーカス」を調査しているという米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道が嫌気された。
米取引所の合算出来高は119億株。直近20営業日の平均は108億7000万株。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.55対1の比率で上回った。ナスダックでも2.63対1で値上がり銘柄数が多かった。
米国株式市場=反発、ネットフリックスやアルファベットが高い - ロイター (Reuters Japan)
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