年度が終わると、年間の成績表とも言うべき「将棋大賞」と、「賞金・対局料獲得ランキング」が発表される。将棋大賞は記録部門と、選考部門に分かれている。
第50回、2022年度の最多対局賞は68局で、服部慎一郎五段(初)。最多勝利は53勝の藤井聡太竜王(5回)。
勝率第1位賞も、53勝11敗、0・828の藤井(5回)で、連勝賞は18連勝の渡辺和史六段(2回)が獲得した。
勝率部門は2位の斎藤明日斗五段も8割超えで、10位までが7割台というハイレベルな戦いだった。
私の1976年時の勝率第1位の勝率は0・745で、8割超えは考えられない時代だったから、一部の棋士が他を圧倒する時代になったといえる。
もっとも歴代勝率第1位は1967年、中原誠十六世名人が叩き出した0・8545。この記録はいまだに破られていない。
また他の記録は、対局数が89(羽生善治九段)、勝数68(羽生)、連勝は藤井の29という数字が残っている。
選考部門においては、「最優秀棋士賞」の藤井(3回)は当然のこと。何せ出場しなかった名人戦、王座戦以外の6つのタイトル戦と、一般棋戦4つにすべて勝利したからである。
【勝負師たちの系譜】将棋大賞 高い勝率、一部棋士が他を圧倒する時代に 藤井聡太竜王に賞金が偏りすぎて…心配も ... - ZAKZAK
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