日本では小学生の3人に1人以上に経験がある「虫歯」。予防にフッ化物入りの歯磨き粉を使っている人も多いだろう。東京医科歯科大学の研究チームが、全国の子どもの虫歯治療の経験と、住んでいる自治体の水道水に含まれる天然のフッ化物濃度の関係を調べたところ、濃度が高い地域の子どもほど虫歯が少なかった。
フッ化物とはフッ化ナトリウムなど無機のフッ素化合物のことで、健康への悪影響が心配されているPFAS(ピーファス、有機フッ素化合物の総称)とは異なる。
研究チームは、全国の約3万5千人の子どもを5・5歳から12歳まで毎年追跡した調査データから虫歯の治療経験の有無を調べるとともに、子どもたちの暮らす市区町村の水道水のフッ化物濃度を国の統計から得た。それを、子どもの年齢や家族の世帯収入、地域の歯科医院の密度などの影響を取り除く手法で分析した。
その結果、日本の水道水のフ…
虫歯の子ども 水道水のフッ化物濃度が高い地域ほど少なく:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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