旧北上川河口部のかわまちづくり(宮城県石巻市)
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宮城県石巻市を流れる旧北上川河口部に完成した延長約8kmの水辺空間。地域の要望や土地ごとの地形の特徴を反映した各地区のデザインは、実に様々な顔を持つ。ここでは各地区の完成した堤防について、写真をメインで振り返りつつ、景観整備のキーパーソンの1人である早稲田大学理工学術院の佐々木葉教授の談話を紹介する。
男鹿石の護岸が特徴的な大島神社前
旧北上川の右岸側にある大島神社の境内は、もともと河川背後地の地盤と同じ高さに配置されていた。今回の事業によって新たに整備した高さ4.5mの堤防は川側と街側を盛り土する形で拡幅。旧地盤上にあった市の公園と神社の境内を再配置した。
水辺のテラスから鳥居には参道的な階段を設けた。国が整備した護岸には、秋田県の男鹿石を採用した。
「間知石ブロックなどと異なり、1つずつ違う男鹿石の表情が出ている。対岸から鳥居と石積み護岸が見渡せるなど、新しい風景が立ち上がった」(プランニングネットワークの岡田一天技術顧問)
堤防という高い“買い物”をするならば「いいね」と思うような空間に - ITpro
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