NECは6日、生成人工知能(AI)サービスの提供を始めると発表した。企業の社内業務や自社サービスへの生成AI活用に必要なハードウエアやソフトウエア、コンサルティングを一括して提供する。今後3年間で、500億円を今回のサービスをはじめとする生成AI関連で売り上げる考えだ。
サービス名は「NECジェネレイティブAIサービス」で、今月から国内向けに提供する。高い日本語能力や知識量、文書の読解力を備えたのが特徴。よりコンパクトなシステムで稼働させられるため、電気代も節約できるという。提供開始に併せて、顧客の用途などに応じたシステムのカスタマイズや組織の立ち上げなどを包括的に支援するプログラムを約10の企業や大学とともに立ち上げた。
吉崎敏文最高デジタル責任者(CDO)はこの日の説明会で「日本市場向けに専門性の高い生成AIを提供していく」と述べた。
同社は5月に生成AIの社内利用を開始。約2万人の社員が1日に約1万回利用しており、議事録の作成時間を平均で30分から5分に短縮するといった成果が得られているという。1日にはエンジニアなどから成る専門組織を立ち上げた。(井田通人)
NECが生成AI提供開始 高い日本語能力 - 産経ニュース
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