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Sunday, October 22, 2023

7-9月米GDP速報値、2年ぶり高い伸びへ-経済大国の座揺るがず - ブルームバーグ

7-9月(第3四半期)の米経済成長率は、堅調な消費を背景に約2年ぶりの高水準となった公算が大きい。追加引き締めの必要性を議論する米金融当局者には難題となる。

  ブルームバーグが実施したエコノミスト調査の予測中央値では、7ー9月期の米実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率4.3%増の見込み。欧州が停滞し、アジアが中国の不振に見舞われる中、米国が依然として世界の経済大国として揺るぎないことを浮き彫りにしそうだ。

US Economy Seen Accelerating by Most in Nearly Two Years

3Q gross domestic product fueled by stronger consumer spending

Source: Bureau of Economic Analysis, Bloomberg

  米経済の主要エンジンである個人消費は4%増の見通し。需要の底堅さは、2年近く利上げを進めてきた米金融当局の政策手腕を試している。インフレ率はピークからかなり下がったとはいえ、物価上昇圧力は依然として目標のほぼ2倍のペースだ。

  26日発表のGDP統計だけでは米金融当局が11月に利上げに踏み切るには不十分だろうが、10-12月(第4四半期)に消費の勢いが続けば、年末ごろの追加引き締めの見通しが高まりそうだ。

  パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は19日、ニューヨーク・エコノミック・クラブでの講演で、「経済成長が継続的に潜在成長率を上回っている兆候、ないし労働市場の引き締まりがもはや緩和していない兆候が新たに見られた場合、インフレに関する一層の進展にリスクが生じる可能性があり、金融政策の追加引き締めが正当化され得る」と 語った

  27日に発表される9月の米個人所得と個人消費支出統計は、第4四半期に向けた家計需要とインフレの勢いを示すだろう。エコノミスト予想では、米個人消費支出(PCE)価格指数は食品とエネルギーを除くコアベースで3.7%上昇の見込み。米金融当局が重視する指標の一つである同指数は、予想通りなら2021年5月以降で最小の伸びとなる。

  米国外では、カナダ銀行(中央銀行)が25日に金利決定を行う予定で、インフレ率や経済成長、経済リスクに関する新たな予測が示される。マックレム総裁は引き続き政策金利を据え置く一方、一段の利上げが必要になる可能性があるとの認識を示すと広く予想されている。

  欧州中央銀行(ECB)は26日の会合で政策金利を据え置く見通し。据え置きなら2022年6月以来となるが、必要に応じ引き締めを再開する可能性を示唆するかもしれない。

  イスラエルの金融当局は、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの戦争突入後初の政策決定を下す。チリの政策当局は利上げを決める公算が大きい。ロシアとトルコの中銀は大幅利上げを実施する可能性が高い。

Central Bank Rate Decisions This Week |

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原題: Fresh GDP Data to Show US Remains Economic Powerhouse: Eco Week(抜粋)

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