【ニューヨーク時事】週明け8日午前のニューヨーク株式相場は、米航空機大手ボーイング主導で売りが強まり、反落している。午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前週末終値比160．61ドル安の3万7305．50ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が135．50ポイント高の1万4659．57。
米アラスカ航空のボーイング737MAX9型機が5日、西部オレゴン州ポートランドの空港を離陸した直後、窓など機体の一部が吹き飛んだため、引き返して緊急着陸した。この事故を受け、米連邦航空局（FAA）は6日、同型機約170機を対象に運航の一時停止を命じ、航空会社に緊急検査を要請。8日朝のボーイング株価は一時9％を上回る急落となり、ダウ平均全体を押し下げている。
また、前週末5日に発表された昨年12月の米雇用統計は、非農業部門就業者数の伸びが市場予想を上回り、労働市場の底堅さを示唆する内容。一方、米サービス業の景況悪化を示す民間調査が発表され、景気の先行き不透明感が強まっていることも投資家心理を圧迫している。
個別銘柄を見ると、ボーイング機の事故が響き、アラスカ航空が4．1％安、サウスウエスト航空が4．2％安。米原油先物相場の下落を眺め、シェブロン、エクソンモービルなどエネルギー大手も売られている。（了）
〔米株式〕NYダウ反落、160ドル安＝ナスダックは高い（8日午前）(時事通信) - Yahoo!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス
Read More
No comments:
Post a Comment