東京株式相場は反発。電気自動車(EV)など電動車への投資拡大を明らかにしたトヨタ自動車が大幅高となるなど、EV関連銘柄が相場をけん引した。デンソーは大きく値を上げ、年初来高値を更新した。証券や銀行などの金融株にも買いが入った。海運や精密機器は下落。
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市場関係者の見方
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジスト
- 米国株は米連邦公開市場委員会(FОMC)の結果待ちで下げたが、きょうの東京株式市場ではトヨタのEVへの巨額投資という個別要因のプラス効果が強かった
- きのう岸田文雄首相の自社株買いを巡る発言で日本株が大きく下げたため、押し目買いも入った
- 米債務上限引き上げ問題の決着がついたこともポジティブ要因となった
auカブコム証券の河合達憲チーフストラテジスト
- FOMC、欧州中央銀行(ECB)、日銀など多くの国・地域の金融政策発表を控え世界中のマーケットが様子見しやすい状況の中、トヨタを中心に自動車メーカーや周辺部品メーカー株が相場を支えた
- 一方、東京エレクトロンやアドバンテストなどの値がさ株に売りが出て日経平均株価の頭を抑える場面もあった
- 先週に株価指数先物・オプション12月限の特別清算値(SQ)算出を通過したことを受け、きょうはポートフォリオの入れ替えが実施されたとみられ、主には個別要因で値が動いた
東証33業種
上昇率上位 | 輸送用機器、証券・商品先物取引、サービス、鉄鋼 |
下落率上位 | 海運、精密機器、ゴム製品、パルプ・紙 |
背景
日本株は反発、トヨタEV投資拡大で自動車関連高い-金融株も上昇 - ブルームバーグ
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