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Sunday, July 10, 2022

維新「全国政党化」高いハードル 京都や東京、重点地区で勝てず - 毎日新聞 - 毎日新聞

開票状況を受けて記者会見する日本維新の会の松井一郎代表(右)と吉村洋文副代表=大阪市北区で2022年7月10日午後9時58分、中川祐一撮影 拡大
開票状況を受けて記者会見する日本維新の会の松井一郎代表(右)と吉村洋文副代表=大阪市北区で2022年7月10日午後9時58分、中川祐一撮影

 日本維新の会は、比例代表の得票数で立憲民主党と競り合う状況だ。だが、力を入れた京都、東京といった重点選挙区では勝てなかった。

 松井一郎代表(大阪市長)は10日夜、大阪市内での記者会見で「自民の圧勝を見れば、野党として負けを認めざるを得ない。ただ維新はメンバーを増やしてもらったので、国会議員団は一致団結し、自民にぶつかってもらいたい」と語った。

 維新は2021年衆院選で公示前の4倍近い議席を獲得し、第3党に躍り出た。ただし、勝利した小選挙区のほとんどが、発祥の地である大阪府内。次期衆院選で目標とする「野党第1党」の実現には、全国政党化が高いハードルになっている。

 参院選では、前回19年(22人)の倍以上となる46人を擁立した。選挙区では、初めて東北や四国に候補者を立てた。維新幹部によると、東京、神奈川、京都、兵庫などの7選挙区を最重点区に指定した。だが、勝てたのは、このうち3選挙区にとどまった。比例代表の得票数は「立憲超え」をターゲットに設定し、元プロ野球選手や俳優ら著名人も擁立した。

 野党共闘が進まなかった今回、かねて共闘と距離を置いてきた維新は、他の野党との違いを強調した。松井氏が「何でも反対ではダメ。自民党をピリッとさせ、公約を守らせる野党が必要だ」と存在感を誇示してみせた。

 一方、与党か野党かが曖昧な立ち位置が「政権の補完勢力」とも皮肉られてきたが、親交のある安倍晋三元首相や菅義偉前首相の退陣を機に、政権への対決姿勢に転じた。憲法改正については自民よりも積極的な姿勢を見せ、来春の統一地方選に合わせた国民投票の実施を主張する。政権批判票だけでなく、保守票も取り込む戦略だった。

 旗印とする「身を切る改革」も引き続き掲げた。国会議員に月100万円を支給する「調査研究広報滞在費」(旧文書通信交通滞在費)について、使途の公開が国会で先送りされたと指摘。「これが永田町のなれ合い」(松井氏)と批判を繰り返した。

 一方、所属議員の失言が相次いで問題化するなど、議員数の増加とともにガバナンス(組織統治)の課題も浮かび上がる。結党以来、党を支える松井氏がこの日、代表辞任の意向を表明。来春に政界も引退する考えで、維新は後継者選びという難問も抱えている。【松本紫帆、澤俊太郎】

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