[上海 7日 ロイター] - 中国株式市場は小幅続伸で引けた。国家支援への期待 から半導体株が値上がりした。ただ中国の輸出鈍化が圧迫材料となった。 香港株式市場は5日続落し、3月中旬以来の安値。海外の金融引き締めや規制が重し となった。 上海総合指数終値は2.8477ポイント(0.09%)高の3246.2 943。上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300 指数終値は2.703ポイント(0.07%)高の4054.983。 ハンセン指数終値は158.43ポイント(0.83%)安の1万9044. 30。ハンセン中国企業株指数(H株指数)終値は42.58ポイント(0.6 5%)安の6513.22。 中国税関総署が7日発表した8月の貿易統計によると、輸出はドル建てで前年比7. 1%増となり、7月の18.0%増から伸びが鈍化した。伸び率はアナリスト予想(12 .8%増)を下回った。 ピンポイント・アセット・マネジメントのチーフエコノミストは「世界経済は減速す る公算が大きく、中国は輸出よりも内需に依存する必要がある。国内の経済活動と新型コ ロナウイルス対策の間でどうバランスを取るかが課題だ」と述べた。 半導体株が2.7%高。中国の習近平国家主席は6日、米国との緊張が 高まっていることを背景に、中核技術の飛躍的な発展に向けて国家主導体制を強化すると 述べた。 新エネルギー株は1.5%高。生活必需品株は1.4%下落。 UBSセキュリティーズの中国株担当ストラテジストは「A株市場に新規資本は流入 しておらず、調整が続く可能性がある」と指摘。 野村のアナリストは「中国は引き続き新型コロナウイルスの流行に対処しており、状 況は良くない」とし、第3・四半期の経済成長予測を前年比2.6%に、通年の経済成長 予測を2.8%から2.7%に下方修正した。 ハンセンテック指数は1.3%安。 米証券取引委員会(SEC)のポール・マンター主任会計官代理は6日、米上場廃止 を避けようとしている中国と香港の企業から外部監査責任者としての仕事を新たに引き受 ける米監査法人は、適切に役割を果たせず米国のルールに違反してしまう恐れがあると警 告した。 中国 終値 前日比 % 始値 高値 安値 上海総合指数 3,246.2943 + 2.8477 + 0.09 3,232.1368 3,253.7671 3,227.8225 前営業日終値 3,243.4466 CSI300指数<.CSI300 4,054.983 + 2.703 + 0.07 4,032.723 4,067.544 4,028.374 > 前営業日終値 4,052.280 香港 終値 前日比 % 始値 高値 安値 ハンセン指数 19,044.30 - 158.43 - 0.83 18,915.87 19,068.90 18,818.78 前営業日終値 19,202.73 ハンセン中国株指数<.HSCE 6,513.22 - 42.58 - 0.65 6,457.10 6,527.39 6,437.63 > 前営業日終値 6,555.80 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
中国・香港株式市場・大引け=中国小幅続伸、半導体が高い 香港5日続落 - ロイター (Reuters Japan)
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