
神奈川県に住む30歳の女性は介護職として働く夫と2歳の娘の3人暮らしです。夫の月給は手取りでおよそ20万円で物価の上昇が続く中でも上がっていないといいます。
女性は家計をやりくりしていますが、食費や光熱費の支出が大幅に増えていることに悩んでいます。女性はできるだけ安いものを購入しむだなものは買わないなど家計簿を細かくつけて節約を徹底し1か月の食費を1万円ほどに抑えてきました。
しかし、物価の上昇で7月には食費は2万円近くまで増え、9月は1万5000円ほどになりました。光熱費も去年と比べて2割ほど増えているということです。このためなんとかして食費を抑えたいと考え、安い特売品を購入するために、1日に近所のスーパーやドラッグストアなど4つの店舗をまわる日もあるといいます。
ただ、今後も値上がりが続くとみられる中でこれ以上の節約は難しいと感じています。女性は「栄養バランスが崩れるのでこれ以上食費は削れません。今後も食費や光熱費が値上がりすると聞いているので心配です」と話しています。
女性がことしに入り本格的に利用を始めたのが、企業が宣伝やユーザーの口コミを集めるために提供している商品を安く購入できる「サンプリングサイト」です。月に1度ほどのペースで利用していて、これまでもドレッシングやレトルト食品を定価の半額ほどで入手しました。
このほか、飲食店の覆面調査に協力して食事代を浮かすなどしていて、生活費を抑える工夫を重ねています。女性はパートとして働きたいとも考えていますが、自宅近くに託児所のある職場が見つからず仕事を探すのは簡単ではないと感じています。
女性は「給料が上がらない中で、支出ばかりが増えているので小さな節約をコツコツやっていくしかないと思っています。商品の値段が上がるなら給料も上がるいい循環になってほしい」と話しています。
アレもコレも高い! 身近な品目で上昇率高く数字以上の負担感に - nhk.or.jp
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