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Wednesday, June 26, 2024

マイクロン株下落、業績見通しが一部投資家の高い期待に届かず - ブルームバーグ

半導体メモリーメーカーの米 マイクロン・テクノロジーが26日に示した業績見通しは、一部投資家の高い期待に届かなかった。株価は米株式市場時間外取引で下落した。

  発表資料によると、6-8月(第4四半期)売上高は74億ドル(約1兆1900億円)から78億ドルの見通し。アナリスト予想平均は75億8000万ドルだったが、80億ドルを超える予想もあった。会社側の1株利益予想は一部項目を除いたベースで1.08ドル前後で、市場予想は1.02ドルだった。

  マイクロンは人工知能(AI)コンピューティングブームの追い風を受けているが、パソコン(PC)やスマートフォンといった従来型の市場での需要は依然として低調。これらの分野が昨年の歴史的な不振から回復し始めたばかりだ。

   株価は時間外取引で一時約7%下落した。マイクロンはAI投資ブームで主に恩恵を受ける企業の1社になるとの期待感から、今年は26日通常取引終了前までに67%上昇していた。

Micron Investors Have Cool Reaction to Latest Forecast | Shares decline following the chipmaker’s quarterly report

  3-5月(第3四半期)の売上高は82%増の68億1000万ドル。1株利益は一部項目を除いたベースで62セント。市場予想平均では、売上高は66億7000万ドル、1株利益は50セントと見込まれていた。

  マイクロンは、エヌビディア製プロセッサーと連携してデータを処理するAIハードウエアの重要コンポーネントである高帯域幅メモリー(HBM)を手掛ける。HBMはより迅速に情報を提供でき、コンピューティングシステムによるAIモデルの開発・実行に役立つ。

  マイクロンは3-5月期に新しい「HBM3e」チップを1億ドル相当販売。HBM製品の総売上高は今四半期中に「数億ドル」に上ると予測しており、25年8月通期には数十億ドルに増加する見通し。

  ただ、新しいメモリーの増産には課題がある。工場での増産と、コンピューターシステムで動作するチップを認定することは難しく、供給には事実上「ハンドブレーキ」がかかっていると、マイクロンのグローバルオペレーション担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、マニッシュ・バティア氏はインタビューで語った。

  マイクロンはスライドによるプレゼンテーションで、2024年暦年におけるPC販売台数が引き続き1桁台前半の伸び率となる見通しを示した。スマートフォンの販売台数は1桁台前半から半ばの伸び率を見込む。また、25年に向けて、AI機能がスマートフォンとPCの需要喚起に貢献すると予想した。

  サンジェイ・メロートラ最高経営責任者(CEO)は、24年にメモリーチップ産業が回復し、25年には過去最高の売上高を記録するとの見通しをあらためて示した。

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原題: Micron Drops After Forecast Fails to Meet Lofty Expectations (2)(抜粋)

 

(会社幹部のインタビューを追加して更新します)

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