今夏京都サンガF.C.に加入したブラジル人FWラファエル・エリアス(25)がJリーグデビューした。

後半30分の選手交代で同時に入るかと思われたエリアスは、足をつった選手がいたことで出場は同42分からとなったが、短い時間でも高い能力の片りんを見せた。

出場から3分後の同45分、積極的なプレスで相手のパスミスを誘うと、ボールを拾ったFWマルコ・トゥーリオ(26)からのラストパスをワンタッチシュート。ボールは相手GKを破ったが、カバーに回ったDFにクリアされた。惜しくもゴールとはならなかったが、いきなりビッグチャンスを作り出した。その直後にも力強いボールキープを見せるなど、わずかな時間でも京都サポーターを何度もわかせた。

京都での初戦を終えたエリアスは「時間は長くなかったが、自分のやれることをしっかりやろうと考えた。自分の特長というよりは、状況に応じた監督の要求をこなして貢献することがすべて。今日はやれるとはやれた」と振り返った。

短時間でも可能性を感じさせるプレーを見せた新戦力には、曺貴裁監督(55)も「短い時間でもシュートチャンスを作った。非常に良い選手が入ってくれたと思う」と評価。残留争いから抜け出すためのキーマンになりそうなストライカーに期待を寄せた。

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