2024/7/14 13:12
イタリアンレストランチェーン「サイゼリヤ」はクオリティの高い料理を低価格で提供することで高い人気を誇っているが、一品あたりの量が少ないためお腹いっぱい食べようとすると他の一般的な飲食店より高くなってしまうというSNS上での投稿が、一部で話題となっている。果たして、そのような実態はあるのか。専門家の見解を交えて追ってみたい。
SNS上では以下のように賛否両論のさまざまな意見があがる事態となっている。
<わかる ミラノ風ドリアの量を増やしてほしい>
<腹持ちをよくするために必ずピザを注文>
<量もわりと少食の人基準な感じある>
<1千円ちょいで満腹になれる>
<サイゼのパスタは意外と量が多かったよ>
<先日サイゼリヤ行ったが、むしろ思ったより量があって見誤ったなぁ>
フードアナリストの重盛高雄氏はいう。
「結論からいうと、サイゼリヤの価格設定は妥当だと評価できます。たとえばパスタ類でいえば、300~400円台であれだけの量・質が保たれ、つくりたてが食べられるというのは非常に魅力的です。とはいえ、極端に量が少ないということはないですが、『顧客に1品だけ注文して終わってほしくない』『複数の料理を注文してほしい』と考えているようには感じます。
例えば予算1000円くらいでどのチェーンに行こうかと考えた場合、サイゼリヤだと3品くらい注文してお腹いっぱいになることは可能になってきますが、ガストだと1品くらいしか注文できないかもしれません。コスパという面ではサイゼリヤがガストに勝るといっていいでしょう。予算1000円前後という土俵で考えると、サイゼリヤと同程度のコスパとなるのは『やよい軒』でしょうか。1000円以下の定食メニューも豊富に揃っており、定食のご飯はお替わり無料です」
コスパの高さもあってか、サイゼリヤの集客力は高い。
「平日の夜9時過ぎに東京・有楽町のサイゼリヤの店舗に行くと、入り口でウェイティングリストに名前を書いて待たなければ入店できないほど混雑しています。店内の客の年齢層は幅広く、2~4人でたくさんの料理を注文する光景が目立ちます。すぐ近くにガストの店舗もありますが、混雑しているのはいつもサイゼリヤのほうですね。
ちなみに価格帯がワンランク上のロイヤルホストもすぐ近くにありますが、こちらもいつも混雑しています。ロイヤルホストの一人当たりの予算感は2000円くらいかと思いますが、価格帯の高低にかかわらず、サイゼリヤもロイヤルホストも“その価格に見合った価値を提供してくれる”と評価する客が多いということでしょう」
ちなみに、サイゼリヤをより堪能する方法について重盛氏はいう。
「チェーン店のセットメニューでは料理の組み合わせがおおよそ固定されていますが、サイゼリヤでは自分の好きなパスタとハンバーグとサラダなどを単品で注文して、自分なりの定食をアレンジして実現できるのは魅力的です」
以上、ビジネスジャーナルから紹介しました。
サイゼリヤ、低価格だが料理が少量だからお腹いっぱい食べると逆に金額高い? | ビジネスジャーナル編集者:いまトピ編集部
サイゼリヤ、「アレ」をしてしまうと逆に高い説… - goo.ne.jp
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